女性医師が直面する家庭と両立する際、
その時々に応じた働き方が出来る。
伊藤 薫子 ITO KAORUKO
かおるこHappyクリニック院長
2002年東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学整形外科学教室へ入局。
国立埼玉病院、永寿総合病院、国立栃木医療センター(単身赴任)に勤務する。脊椎班チーフレジデント、大久保病院を経て、Cleveland clinicに留学し、2014年より教育担当専任。
2021年7月、かおるこHappyクリニックを開業し現在に至る。
家族は夫と長男。
女性として整形外科医になることに不安はありましたか?
また、整形外科医を目指された理由を聞かせてください。
体力的に心配でした。ポリクリ実習の際に脊椎疾患の患者様が劇的に良くなったのをみて、脊椎脊髄外科医になりたいと思いました。
整形外科医になり、これまで関連病院はどこに勤務されましたか?
実際にそこでの研修はどうでしたか?
独立行政法人国立埼玉病院、永寿総合病院、国立栃木医療センター、大久保病院です。
男性医師と同内容の勤務をしていました。また、私の勤務した病院では出産後に1年以上勤務する予定がないと、産休育休がとれなかったため、産休育休はとれませんでしたが、籍を大学に戻していただいて非常勤勤務をしていました。
整形外科の手術には腕力など体力がいるものもありますが、実際にはどうでしたか?
脊椎の手術は腕力がいるものが多いですが、一部は男性の先生に助けて頂き、自分でもコツをつかむことで問題はありません。
それぞれの先生が各臨床班に属され、違った形で、
整形外科の診療、研究、教育に従事されています。
その中でどのような医師像を目指されていますか?
診療、研究、教育にどれに従事する立場になっても患者さんの病気を治すことを忘れず前進する医師像です。
皆さん、結婚と出産を経験されていますが、
仕事と両立するに当たって心がけられている事を教えてください。
感謝の気持ちを忘れないこと。笑顔でいること。(どんなに頑張っても周囲の方に迷惑をおかけしてしまうことがあるので)
整形外科は男性が占める割合が他科に比べると多いですが、
その中で実際に感じたことを教えてください。
働きやすいです。(合理的な考え方をする先生が多いので。)
女性医師として慶應義塾大学の専攻医プログラムを選ぶメリットは?
診療、研究、教育において、女性医師が直面する家庭と両立する際、その時々に応じた働き方が出来ることです。
将来を悩まれている女性研修医に一言
やりたいことを是非やってください!!(周囲への配慮は忘れずに)