女性ドクターFAQ

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女性ドクターFAQ CASE02

慶應は女性医師も多く、
ロールモデルがたくさんあるので心強い。

菅井 桂子 SUGAI KEIKO

慶應義塾大学整形外科学教室

2008年慶應義塾大学医学部卒業後、総合病院国保旭中央病院にて初期研修。
2010年慶應義塾大学整形外科学教室入局、同大学病院入職。
東京歯科大学市川総合病院、済生会横浜市南部病院への出向を経て、2012年慶應義塾大学大学院入学。
2016年博士号取得後、第一子をもうけ、産休・育休を経て、慶應義塾大学整形外科学教室へ復職。
現在、主に臨床研究を担当。

女性として整形外科医になることに不安はありましたか?
また、整形外科医を目指された理由を聞かせてください。

女性医師が少ないと知らず、不安もありませんでした。
当初は内科志望でしたが、学生実習で整形外科を回った時に、歩けなかった患者さんが歩けるようになることに感動し、初期研修先には整形外科をローテートできる病院を選びました。ローテーションで、手術や外来をとても楽しめたこと、また知り合った整形外科の先輩医師が皆明るく尊敬できる方々だったことから、整形外科を選択しました。

整形外科医になり、これまで関連病院はどこに勤務されましたか?
実際にそこでの研修はどうでしたか?

東京歯科大学市川総合病院に3カ月、済生会横浜市南部病院に1年出向し、その後大学院で4年間脊髄再生の研究に携わりました。
東京歯科大学市川総合病院では診療の基礎を教えてもらい、初めての外来診療や手術執刀を経験しました。教育熱心な先生、年の近い先生が多く、とても楽しく充実していました。
済生会横浜市南部病院には、脊椎、腫瘍、上肢、下肢の専門の先生がおり、様々な手術の助手に入らせて頂けました。基礎的な手術をたくさん執刀させて頂き、経験を積めました。
大学院では診療から離れて研究に専念しました。年の近い先生方が多く、医師以外の知り合いも増えました。部活のような和気藹々とした雰囲気で、心から信頼できる仲間がたくさんできました。皆で一緒に悩んだり、学会で各地を旅したり、楽しい思い出が沢山です。

整形外科の手術には腕力など体力がいるものもありますが、実際にはどうでしたか?

それに気づいたのは、整形外科医として2年目の頃です。鍛えねばなぁと思いましたが、やはり男性医師には敵わない面もあると思います。有難いことに、男性医師の先輩方がいつも快く手助けして下さり、体力面で困ったことはありませんでした。

それぞれの先生が各臨床班に属され、違った形で、
整形外科の診療、研究、教育に従事されています。
その中でどのような医師像を目指されていますか?

現在は主に、外来診療と研究に従事しています。目の前の患者さんや同僚から信頼され、さらに世界中の人に夢と希望を感じさせられるような医師になりたいです。

皆さん、結婚と出産を経験されていますが、
仕事と両立するに当たって心がけられている事を教えてください。

私は整形外科医が本当に肌に合っていて、結婚前は24時間仕事をしても良いくらいに楽しんでいました。結婚後はそうも行かなくなりました(笑)。
今は産後、約1年が経ち、平日9-17時の勤務条件で復職しています。仕事を出来るのは本当に幸せですが、朝子供を保育園に預けるときは切ない気持ちになります。
子供が小さいうちはプライベートにもきちんと時間を割きたいので、仕事はできるだけ時間内に終わらせ、家では家族に向き合って過ごしたいと思います。あと、全てを完璧にこなすのは無理なので、できるだけ笑顔でいられるように、適度に肩の力を抜いて元気に過ごしたいと思っています。
家族や職場の皆様のサポートあっての生活となります。感謝を忘れずに過ごしたいと思います。

整形外科は男性が占める割合が他科に比べると多いですが、
その中で実際に感じたことを教えてください。

たしかに男性医師が多いですが、皆様優しい方ばかりで、女性だからといって仲間外れにされたことも、不利に感じたこともありません。
患者さんには、女性医師は話しやすいと喜ばれることが多いです。

女性医師として慶應義塾大学の専攻医プログラムを選ぶメリットは?

慶應は、同僚の医師が多くて楽しいです。女性医師も多く、ロールモデルがたくさんあるのは心強いです。また、特に近年、女性医師の働きやすい環境を作ろうという雰囲気を強く感じます。
女性医師は、ライフステージにより働き方を迷う時期があるかもしれません。慶應は医局が大きく、仕事内容も幅が広いので、どのような方でも、そのときどきの自分にあった働き方を見つけやすいと思います。

将来を悩まれている女性研修医に一言

心から好きな事を仕事にできると、幸せと思います。
まずは一度、見学にいらしたら如何でしょうか?私でよろしければ、いつでもご相談に乗ります。

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