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2020年

2020年03月19日

伊藤 修平 (整90回) Cervical Spine Research Society (CSRS) 2019 2nd Place Basic Science Research Awardを受賞

2019年11月21日-23日にアメリカのニューヨークで開催されたCervical Spine Research Society (CSRS; 国際頚椎学会)の第47回 Annual Meetingにおいて、伊藤修平が、演題名“LOTUS over expression enhanced the motor function recovery following iPS-NS/PC transplantation”で、2019年度の2nd Place Basic Science Research Awardを受賞した。

CSRSは脊椎脊髄病の頚椎分野において最も権威のある国際学会であり、演題採択率は約10%と極めて少ない。

本賞は頚椎分野における基礎研究に関して、優れた業績に与えられる賞である。

上位3名が表彰されるが、その中で伊藤は第2位に輝いた。

伊藤は2015年4月より大学院研究科博士課程へ入学後、整形外科 中村雅也教授、生理学 岡野栄之教授に師事し、iPS細胞を用いた脊髄再生医療の研究に従事してきた。

本研究では、Nogo受容体アンタゴニストであるLOTUSをヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞に遺伝子導入し、免疫不全マウス脊髄損傷モデルに移植し、通常の細胞移植よりも優れた運動機能回復を得ることに成功した。

今後もさらなる研究を継続し、脊髄損傷に対する再生医療領域の発展を期待したい。

(名越慈人 整形外科 81回)

 

 

 

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