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2018年

2018年02月28日

美馬雄一郎(89回)第4回日本脊髄前方側方進方進入手術研究会にて最優秀一般演題賞受賞

2018年1月27日から2日間、東京カンファレンスセンター品川で開催された第4回日本脊髄前方側方進入手術研究会において、整形外科教室の美馬雄一郎(89回)が演題「成人脊柱変形例に対する側方経路腰椎椎体間固定術の周術期出血量の検討」を発表し、最優秀一般演題賞を受賞した。本賞は当学会で採択された一般演題の中から、最も優秀な1演題に与えられる賞であるが、今回に限り他演題とのダブル受賞となった。

側方経路腰椎椎体間固定術(LLIF)は、低浸襲に大きな人工骨を椎間に挿入することができることから、骨癒合および矯正の面でメリットが大きく、近年急速に普及してきた。術中出血が少ないとされる一方で、術後に貧血が進行される症例が散見される。

今回、美馬は変性側弯症に対したLLIFと後方矯正固定術を2期的に施行した症例に着目し、LLIFの術後の貧血進行から隠れた周術期出血を評価し、術中にカウントされた出血量の10倍程度の周術期の出血があることが示した。本研究によりLLIFの浸襲性に関して適切な評価がされて、よりよい手術適応が広がる一助となることを期待したい。

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