ニュース&トピックス

ENGLISH

新着情報

2018年

2018年09月04日

藤田順之(79回)名越慈人(81回)菅井桂子(87回)第7回日本若手脊椎外科研究会(JASA)Best Presenter Award、Best Discusser Award、Best Female Spine Surgeon Awardのトリプル受賞!

2018年8月4~5日の2日間、広島において、第7回JASA (Japan Association of Spine Surgeons with Ambition)ミーティングが開催された。本研究会はセミクローズドの若手脊椎外科医を中心とした研究会で、「志」・「大望」(Ambition)を抱く脊椎外科医を中心として、脊椎脊髄疾患分野の臨床と基礎における情報交換と学閥を超えた多施設共同研究の実施を目的に発足された。

参加者は全国80大学の脊椎外科医師に限定され、50歳退会制を導入している。第7回を迎える本年は、全国の大学を中心に175名が参加した。本研究会の特徴として、最優秀演題賞に加え、最も有意義なDiscussionを行った参加者を表彰するBest Discusser Awardが設けられており、他の学会では見られない活発な議論が繰り広げられている。また今回より、若手女性医師の参加を促す目的で“なでしこ枠”が設けられた。合計41演題が登録され、ディベート形式のDiscussionが2日間に渡り交わされた。

本塾からは藤田順之(79回)、名越慈人(81回)、菅井桂子(87回)と渡邉の4名が参加した。

藤田は「腰椎椎弓切除後の症候性硬膜外血腫発症の危険因子」の演題で、脊椎の術後合併症の一つである硬膜外血腫の発生には脊椎アライメントが関与しているという新知見を発表し、その内容は高く評価され、見事にBest Presenter Awardに選出された。

また菅井は「脊柱後弯の簡易評価によるADL低下の予測可能性」の演題で、群馬県高崎市倉渕町で行なわれたコホートスタディにて脊柱後弯の視診評価が将来的ADL低下と有意に関連し、介護予防活動に有用であることを報告し、JASA Best Female Spine Surgeon Awardに選出された。

さらに、名越も様々な演題の幅広い内容に対して、的確な質問による議論を何度も繰り広げ、参加者175人の中から見事にBest Discusser Awardに選出された。結果として、研究会発足初となるトリプル受賞の栄誉を果たすことができた。志の高い3名の更なる飛躍に期待したい。

左から藤田順之(79回)、渡邉航太(76回)、菅井桂子(87回)と名越慈人(81回)

PAGETOP