2018年
2018年09月19日
小林英介(80回)「マンスフィールド-PhRMA研究者プログラム」に選出
整形外科学教室の小林英介( 80回 )が2018年度の第6期「マンスフィールド-PhRMA研究者プログラム」に全国の医師、研究者8名の内の1人として選出された。
本プログラムは2013年初頭に発足し、 米国研究製薬工業協会(PhRMA)の支援を受けて実施している。 医薬に携わる日本の医師や研究者を米国に派遣し、米国におけるトランスレーショナル・リサーチ、保健医療政策、医薬品研究、規制慣行について知見を広げ、この経験をもとに新たなシーズ創出へと活かす機会を提供するものである。
英語でのエッセイ、面接を経て選出された8名は 9月に2週間にわたってワシントンDC、フィラデルフィアおよびボストンでの会合参加や施設を訪問し、 米国におけるトランスレーショナル・リサーチ促進のための医療エコシステムについて理解を深め、今後のグローバルな活躍が期待されている。
現在、小林は出向先の国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍科にて希少がんである「肉腫」の新規治療開発に向けて日夜、臨床および研究に取り組んでいる。
当教室から本プログラムへの選出は初めてであり、本プログラムへの参加が希少性による治験実施の困難や経済的なインセンテブの問題で治療開発が進まない希少疾患領域における日本での創薬開発の一助となることを期待している。
プログラムの様子 左下が小林英介(80回)