2019年
2019年02月22日
中島 大輔(整87回)Research Studio 2018 powered by SPARK Medtech Innovation Award受賞
2018年10月6日~12月16日の2カ月間、筑波大学と慶應義塾大学にて開催されたResearch Studio 2018 powered by SPARK (主催: 筑波大学/慶應義塾大学/AMED)において、中島 大輔(整87回)がチームリーダーを務めたNew Implant Fixation Force Measurement Technique for Spinal Augmentation Screw -Laser RFA -の事業シーズがMedtech Innovation Awardに選出された。
同プログラムは、医療シーズを海外展開も視野に出口戦略に持って行くための実践的人材育成プログラムであり、Stanford UniversityのアントレプレナーシッププログラムであるSPARKの支援を受け、同大学をはじめ国内/海外からの多くのメンターの指導を受ける。
標的製品プロファイル(TPP)の作成から始まり、価値提案、非臨床POC、知財戦略、保険償還、開発戦略、ビジネスモデル、出口戦略、資金調達、海外展開、ピッチ戦略と、開発からビジネス展開までのすべてを網羅するプログラムであり、10数回にわたり投資家への効果的ピッチを行う為の指導を受ける。
中島は整形外科学教室にて整形外科インプラント関連の新技術開発研究に従事しており、今回社会実装に向けた教育を受ける目的で当プログラムに応募し選出された。12月15日に開催された最終ピッチにて審査員より高い評価を受け、この度Medtech Innovation Awardを受賞した。
今回の受賞シーズでは、中島の確立した手法であるレーザー共振周波数解析法を使用して、新たな脊椎スクリューであるAugmentation Screwの適応拡大を提案するピッチが行われ競争力および新規性の高さが評価され受賞に至った。
今後本研究が日本発の医療機器としてより発展を遂げる事が期待される。本受賞は臨床研究推進センターの副島研造教授、丸山達也講師のご尽力なしにはなし得なかったものであり、この場を借りて深謝申し上げたい。
(整 名倉武雄 71回)