整形外科教室

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ご挨拶

慶應義塾大学整形外科学教室教授
教室研究主任

中村 雅也

「基礎から臨床へ 夢の実現」 教室では世界レベルの運動器基礎研究を展開することで、これまで困難であった疾患の診断・治療を可能にすることを目標としています、iPS細胞による脊髄再生など先駆的な研究を臨床応用することで、患者さまの夢の実現に向けて努力しています。

整形外科は広く運動器を扱う診療科です。超高齢化社会を迎えた日本において健康寿命延伸は喫緊の課題であり、なかでも麻痺と疼痛の克服に向けた運動器疾患の予防と治療は極めて重要な位置づけにあります。教室の基礎研究のキーワードとして、「老化、再生、スポーツ・外傷」を掲げ、骨・軟骨・椎間板、脊髄・末梢神経、筋肉、腱・靱帯などの多様な領域において、臨床に還元できる橋渡し研究を、一つでも多く世界に発信していきたいと思います。

私たちの教育哲学は、「若手医師や大学院生に情熱を持って夢を語り、最先端の医学・医療に接する機会を拡大し、自身で考えさせることを通じた人材育成を実践する」ことであり、教室員を物心両面でしっかりと支援して行きたいと思います。そのためにも、個々の適正を見極め、適材適所で個性を伸ばせるような臨床、研究、教育の環境を提供していきたいと思います。

私が大切にしてきた言葉はPassion、vision、actionです。なかでも最も重要なのはpassionです。医師を志した者のpassionとは、「病気や怪我で苦しむ患者さんを救いたい」との思いです。そのためには、外科医として最高の医療を提供できる技術、病態の解明や新たな治療法を創造するための科学する心、そして何よりも大切なのは、この両者を下支えする医師としての心です。すなわち、患者さんやご家族の視点に立った医療の提供です。つぎに大切なのは、このpassionに根ざしたvisionです。10年後の自分自身を想像してみてください。その時、どんな医師として医療・医学に関わっていたいかです。決してその医師像は一つではありません。多様であって良いと思います。その夢を具現化するために、5年後、3年後の自分がどうなっていなければならないかを考えてください。しかし、ただ考えているだけでは夢は実現しません。最後に重要なのがactionです。その夢に向かって、いま何をするべきかが大切です。全ての選択は自分自身の手の中にあります。この3つのキーワードを合い言葉に、基礎臨床一体型医学の実践によるphysician scientistの育成と世界のリーダーとして通用する人材の育成を目指していきたいと思います。

慶應義塾大学整形外科は長い歴史と実績を有しており、皆さんの夢に応えられるスタッフと臨床と研究を実践できる環境が整っています。一緒に夢を実現し、世界に羽ばたける整形外科医を目指しませんか。

中村 雅也

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