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2017年

2017年04月28日

二宮研君(整80回)  国際頚椎学会アジア太平洋部門 Poster Award受賞

2017年3月9日-11日に神戸市で開催されたCervical Spine Research Society- Asian Pacific Section(CSRS-AP; 国際頚椎学会アジア太平洋部門)の第8回Annual Meetingにおいて、二宮研君(整80回)が、“A clinical and radiologic study of patients associated with cervical anterior spondylolisthesis performed by posterior decompression surgery: Retrospective multicenter study of 867 cases”の演題で、Poster Awardを受賞した。CSRS-APは、40年以上の歴史を持つ米国国際頚椎学会(Cervical Spine Research Society)の姉妹学会であり、2010年の設立以来急速に成長し、本年は17ヵ国から550名を超える参加者があった。今日では、頚椎外科分野において米国、欧州と並ぶ世界最高峰の学会に位置付けられている。本賞は、応募演題の中から学術的に優秀な5演題に対して授与される大変名誉ある賞である。
慶應義塾大学整形外科学教室では、関連病院を含めたKeio Spine Research Group (KSRG)多施設研究グループを立ち上げ、脊椎脊髄疾患に関する多施設臨床研究を複数遂行している。二宮君が所属する東京歯科大学市川総合病院もKSRGに参加し、本研究では頚椎疾患について17施設から1200例以上のデータを収集した。二宮君はすべり症を伴う頚椎症性脊髄症に着目し、その臨床的な意義や経過について、これまでの報告では最多となる症例数での解析を行った。その結果、頚椎すべり症を有する症例はすべりの無い症例と比べて術前の神経学的機能は不良であり、また後方除圧術を行うことによってすべりが増悪する傾向にあるものの、最終観察時において良好な機能回復が得られることを明らかにした。この受賞を契機に、二宮君の脊椎脊髄外科医としての更なる発展を期待したい。
今回の受賞は、50名を超えるKSRG頚椎グループの地道な努力により達成された成果であり、この場を借りて大学スタッフならびに全関連病院の脊椎脊髄班同窓の医師にお礼を申し上げたい。そして、今後もKSRGによる多施設研究を推進することにより、脊椎脊髄疾患に対する病態解明や新たな治療を開発し、世界規模の医療貢献を実践したいと考えている。
(石井賢 整形外科 72回)


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