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2016年

2016年05月02日

鈴木悟士(86回特)第28回日本脊椎脊髄病学会奨励賞(大正富山Award)を受賞

2016年4月14-16日に幕張メッセ国際会議場・国際展示場で開催された第45回日本脊椎脊髄病学会学術集会において、鈴木悟士(整86回特)が“Excessive reactive oxygen species are therapeutic targets for intervertebral disc degeneration”の論文で、第28回日本脊椎脊髄病学会奨励賞(大正富山Award)の基礎部門を受賞した。
日本脊椎脊髄病学会は脊椎・脊髄疾患における最も権威ある国内の学会であり、奨励賞(大正富山Award)は学術雑誌に掲載された原著論文のうち、基礎と臨床の各部門で、最も評価された論文に対して授与される、大変名誉ある賞である。
日本の超高齢化に伴い椎間板変性を基盤とした脊椎変性疾患が増加しているが、椎間板変性の分子メカニズムは完全には明らかにされておらず、また、その有効な治療法は未だ確立されていない。鈴木君は、椎間板変性に対する新たな治療法の確立を目的に本研究に取り組み、過剰な活性酸素と椎間板変性に関わる炎症の間でpositive feedback loopを形成していることを見出した。また、抗酸化剤であるN-アセチルシステイン(N-Acetylcystein : NAC)が、過剰な活性酸素の作用を抑制し、更に、椎間板変性モデルラットでは、それらにNACを経口投与することで、変性の進行が抑制される事を発見した。これらの新知見は、椎間板変性に対する新たな治療法としての抗酸化剤の有効性を示しており、本治療法の今後の発展性も評価され、今回の受賞につながったと思われる。NACは既にサプリメントとして広く使用され、医薬品としても安全性の高い薬剤として使用されており、今後、NACを椎間板変性抑制薬として臨床応用されるよう、益々の研究成果が期待される。(藤田順之 79回)


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