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2013年

2013年08月07日

渡辺航太(76回)がInternational Phillip Zorab Symposium のBest Paper 賞を受賞

2013年6月20日にロンドンで開催された第13回International Phillip Zorab Symposium において渡辺航太(76回)がBest Paper 賞を受賞した。本学会は呼吸器内科医師であるPhilip Zorab氏が、脊椎側彎の重症例で生じる呼吸障害をテーマとして、1963年に第一回International Phillip Zorab Symposiumを開催したのが始まりである。アメリカで側彎症学会が初めて開催されたのが1966年。フランスでは1968年。日本では1968年であることから、本学会は世界最古の側弯症関連の会である。その後 Zorab Symposiumは、脊椎側彎症の基礎研究や早期発症側彎症の基礎研究や早期発症側彎症の臨床及び基礎研究にテーマを絞り、The British Scoliosis Research Foundation(BSRF)の支配の下、2~5年毎に開催され、世界中の側彎基礎研究者や小児側彎症臨床医が集い、最新の知見を議論する会となっている。今年はその50周年記念の会であった。
渡辺らの発表内容は早期発症側弯症の重症例対するgrowing rod法(GR法)についてであった。10歳以下で発症する早期発症側彎症の重症例では、体幹の変形やバランス不良に加え、呼吸器能障害を煮起し生命予後さえも不良になる場合がある。
しかし、治療のために幼少期に脊椎を固定してしまうと体幹や胸郭の成長が妨げられるため、その解決法として患者の成長に合わせてロッドを延長していく、GR法が行われている。本研究では全国12施設から集まった88例のGR法施行例を用いて、その治療成績と問題点について明らかにした。日本発の多施設研究が伝統である本学会で受賞したことは大変喜ばしい事であり、本邦における早期発症側彎症に関する今後の研究推進に弾みがつくものと期待される。


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